歌舞伎の世界の効果音

歌舞伎は日本の伝統芸能として今も人気がありますが、その中で使われている音楽も歴史のあるものが多く使われています。

日本の独特の雰囲気が感じられる三味線や鼓、太鼓、笛などはその代表的なものですが、そういった和楽器を使って、お芝居をより魅力的にする効果音も作りだしています。舞台下手側に据えられた黒御簾(くろみす)の中で演奏されることが多く、「黒御簾音楽」と呼ばれています。

大道具や小道具衣装などがその芝居の役者を引き立てるのですが、視覚的なそういった効果に対して、下座音楽と呼ばれる効果音は聴覚からお芝居を立体的に演出します。下座音楽によってその場面が夜であるのか昼であるのかといった時間を表したり、春夏秋冬を表したりします。楽器で雨や雪の音を表現したり、風や波の音なども表します。鳥の声や虫の音、幽霊や化け物が出てくるときの効果音などもあり、歌舞伎の効果音が、日本人のいろいろなもののイメージの基になっていたりします。